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熊野街道とは
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熊野街道とは
2002.12.29 〜 2003.1.1

■ 熊野と熊野信仰について ■ 熊野古道とは ■ 熊野三山とは何? ■ 「み熊野ねっと」の参考文献

■熊野と熊野信仰について
本宮・新宮・那智の熊野三山が鎮座する紀伊半島南部の地域(かつての紀伊国牟婁郡のこと)をいう。

熊野三山(本宮・新宮・那智の熊野大社)が歴史上に名を高めてくるのは平安の中期から鎌倉時代の後半にかけて頻繁に行われた熊野御幸によってである。

当時、俗化した既成宗教に飽き足らなくなった皇族や貴族たちは厳しい山岳信仰に現生の救いを求めた。
熊野の神は『大自然』であり、熊野三山への信仰は古代の人々が祖霊の棲むとみた山精(やま)や水伯(みず)や飛滝(たき)に抱いた畏怖心から発している。

熊野信仰とは、難行苦行の同義語・代名詞であり、熊野とは隈野(辺境の地)であり、那智は難地を意味するといわれている。
苦行であるからこそ、一切の罪が消滅するという信仰に成り得たのであろう。

古い記録によると、延喜7年(907年)に宇多法皇からはじまった熊野御幸は、公案年(1281年)の亀山上皇まで100回を超えたともいわれている。
 
その後、熊野御幸は院政の衰えとともに衰退していったが、熊野詣では武士階級、庶民へと拡がっていった。それは、すざましいばかりの信仰ぶりで、江戸中期、田辺の旅館に泊まった参詣人は1日あたり約800人、「蟻の熊野詣」といわれている。

以上、「み熊野ねっと」(http://www.mikumano.net/nyumon/kumano.html)より引用及び、『古熊野をたずねて』(和歌山県観光連盟制作・発行)参考

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■熊野古道とは
熊野古道(熊野街道)は熊野三山(熊野本宮大社,熊野速玉大社,熊野那智大社)に参るための道の総称である。
伊勢〜、吉野〜、高野山〜など下記のように幾筋かのルートがあるが、主なものは紀伊路と伊勢路である。

☆ 紀伊路 : 紀伊半島を西回りに大阪〜熊野間を結ぶルート。
平安中期から鎌倉期にかけて盛んに行われた皇族らの御幸ルートで、道筋には熊野権現の末社として多数の王子社(= 九十九王子)が祀られていた。
☆ 伊勢路 : 紀伊半島を東回りする伊勢〜熊野を結ぶルート。
江戸時代以降盛んに歩かれるようになった路で伊勢参宮を終えた旅人や西国三十三ヵ所めぐりの巡礼たちが辿ったもの。『庶民の道』と言えるようだ。
☆ 小辺路 : 1000mを超える険しい山々(伯母子岳や果無山)を越えて高野山と熊野本宮大社を結ぶ。
この路は、紀伊半島の山岳地帯をほぼ一直線に走っており、熊野まで最短の道。
☆ 大峰奥駈道 : 修験者達の聖地、大峰連山(標高1700m級)を吉野から熊野へ縦走するルート。
 
御幸ルートとして一般的に用いられた紀伊路は、熊野古道の玄関口である田辺で中辺路(山中を東へ進むルート)と海岸をたどる大辺路(海岸をたどるルート)に分かれ、この中辺路が熊野詣での公式ルートになったといわれている。
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「み熊野ねっと」より転載
http://www.mikumano.net/nyumon/kodou.html
 
*** 中辺路ルート *******************************************
京都から船に乗って淀川を下り、現在の大阪市天満橋(現在の八軒家船着場跡)で上陸する。

ここが熊野古道(紀伊路)の起点である。天満橋から海岸筋を通って田辺まで南下。

 



田辺からは、中辺路を通り本宮へ向かう。
本宮からは熊野川を船で下り、熊野川河口の新宮に詣る。
新宮からは再び徒歩で海岸線沿いを辿り、それから那智川に沿って那智に登っていく。
那智からの帰途は、再び新宮を経、熊野川を遡行するか、あるいは那智の背後にそびえる妙法山に登り、大雲取越え・小雲取越えの険路を越えて本宮に戻り、再び中辺路を通って都に帰っていく。

この紀伊路(中辺路ルート)上には、所々に王子と呼ばれる神祠が祀られている。
王子とは、熊野権現の分身として現れた末社と考えられる。

道中最初の王子「窪津王子」は、紀伊路の出発点である天満橋の辺りにあり、そこから熊野三山に至るまで多くの王子が祀られている。
その数は約100あることからそれらの王子は、まとめて「熊野九十九王子」と呼ばれている。

*************************************************************

「み熊野ねっと」(http://www.mikumano.net/)を参考、及び引用。

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■ 熊野三山とは何?

熊野三山(くまのさんざん)とは、紀伊半島南部、熊野にある、本宮(ほんぐう)・新宮(しんぐう)・那智(なち)の3つの聖地をまとめていう場合の総称。

本宮とは熊野本宮大社のことで、和歌山県東牟婁郡本宮町に鎮座し、主神は家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)。
新宮は熊野速玉大社。
和歌山県新宮市に鎮座し、主神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)。
那智は熊野那智大社。
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町に鎮座し、主神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。

本宮はもともとは熊野川・音無川・岩田川の三つの川の合流点にある中洲に鎮座していました。
明治22年(1889年)の大水害により被害を受けて近くの高台に遷座。現在に到ります。
新宮は熊野川の河口付近に鎮座しています。
その起源を新宮から1〜2kmほど南に位置する神倉山(かみくらやま)のゴトビキ岩に求める説もあり、そうだとしたら、新宮もはるか昔のことではありますが、遷座しているということになります。
那智は現在、那智山中腹の高台にあります。
しかし、古くは那智の滝の滝つぼ付近にあったであろうことは容易に想像でき、仁徳天皇五年(317年)に現在地に遷座されたとの説も伝えられています。

 
「み熊野ねっと」(http://www.mikumano.net/nyumon/3zan.html)より引用。

■ 「み熊野ねっと」の参考文献

梅原猛『日本の原郷 熊野』新潮社
加藤隆久 編『熊野三山信仰事典』戎光祥出版
中沢新一『ゲーテの耳』河出書房新社
神坂次郎監修『熊野詣 熊野古道を歩く』講談社カルチャーブックス
くまの文庫4『熊野中辺路 古道と王子社』熊野中辺路刊行会
宇江敏勝監修『熊野古道を歩く』山と渓谷社
小山靖憲『熊野古道』岩波新書

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●熊野九十九王子出発点から順に並べていくと以下のようになります。

1.窪津王子
2.坂口王子
3.郡戸王子
4.上野王子
5.阿部王子
6.津守王子
 (以上、大阪市)
7.堺王子
8.大鳥新王子
 (以上、堺市)
9.篠田王子
10.平松王子
11.井ノ口王子
 (以上、和泉市)
12.池田王子
 (岸和田市)
13.麻生川王子
14.近木王子
15.鞍持王子
 (以上、貝塚市)
16.鶴原王子
17.佐野王子
18.樫井王子
 (以上、泉佐野市)
19.厩戸王子
20.信達一ノ瀬王子
21.長岡王子
 (以上、泉南市)
22.地蔵堂王子
23.馬目王子
 (以上、阪南市)

ここまで大阪府。次から和歌山県に入ります。 

24.中山王子
25.山口王子
26.川辺王子
27中村王子
28.吐前(吐崎)王子
29.川端王子
30.和佐王子
31.平緒王子
32.奈久知王子
 (以上、和歌山市)
33.松坂王子
34.松代王子
35.菩提房王子
36.藤代王子
 (以上、海南市)
37.藤白塔下王子
36.橘本王子
39.所坂王子
40.一壷王子
 (以上、下津町)
41.蕪坂塔下王子
42.山口王子
43.糸我王子
 (以上、有田町)
44.逆川王子
45.久米崎王子
 (以上、湯浅町)
46.津兼(井関)王子
47.河瀬王子
48.東の馬留王子
 (以上、広川町)
49.沓掛王子
50.西の馬留王子
51.内ノ畑王子
52.高家王子
53.小中王子
54.比井王子
 (以上、日高町)
55.松原王子
 (美浜町)
56.善童子王子
57.愛徳山王子
58.九海士王子
59.岩内王子
60.塩屋王子
61.上野王子
 (以上、御坊市)
62.津井(叶)王子
63.斑鳩(富の川)王子
64.切目王子
65.切目中山王子
 (以上、印南町)
66.岩代王子
67.千里王子
68.三鍋王子
 (以上、南部町)

次からいよいよ口熊野。70の出立王子から中辺路に入ります。

69.芳養王子
70.出立王子
71.秋津王子
72.万呂王子
73.三栖王子
 (以上、田辺市)
74.八上王子
75.稲葉根王子
76.一ノ瀬王子
 (以上、上富田町)
77.鮎川王子
 (大塔村)
78.滝尻王子
79.不寝王子
80.大門王子
81.十丈王子
82.大坂本王子
83.近露王子
84.比曽原王子
85.継桜王子
86.中ノ河王子
87.小広王子
88.熊瀬川王子
89.岩神王子
90.湯川王子
 (以上、中辺路町)

次から奥熊野。

91.猪鼻王子
92.発心門王子
93.水呑王子
94.伏拝王子
95.祓戸王子
96.湯ノ峯王子
 (以上、本宮町)

本宮を詣でた後は熊野川を船で下って新宮へ。新宮からは再び徒歩で那智へ。

97.浜王子
98.佐野王子
 (以上、新宮市)
99.浜の宮王子
100.市野々王子
101.多富気王子
 (以上、那智勝浦町)

※九十九王子中、とくに格式が高いとして崇敬されてきた王子を「五体王子」といいますが、五体王子については赤字で記しました。


「み熊野ねっと」より引用
http://www.mikumano.net/nyumon/kodou.html

 




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